拘束されたウクライナ海軍軍人の一部が、クリミアからモスクワへ移送

ケルチ海峡で拘束され、被占領下シンフェローポリにて「逮捕」の判決を受けたウクライナ海軍軍人の一部が、クリミアからモスクワに移送された。

29日、「真実のクリミア」プロジェクトが、クリミア・タタール民族代表機関「メジュリス」のナリマン・ジェリャル副代表の発言を伝えた。

この情報は、弁護士のジェミリ・テミシェフ氏、エミネ・アヴァミリェヴァ氏、アイデル・アザマトフ氏が各々認めている。

また、報道によれば、これら軍人は拘置所「レフォルトヴォ」に移送された可能性があるとのこと。

ジェリャル氏は、29日、拘束されているウクライナ海軍軍人の一部がモスクワに移送されており、ケルチに残された負傷した軍人は同日シンフェローポリに移送されたと発言した。

これら軍人のうち何名がクリミアの外へ移送されたかは、現時点では不明。

11月25日、ロシア連邦の国境警備船が、オデーサからマリウポリへ向かっていたウクライナの艦船3隻に対し激突や砲撃などの攻撃的行為をとった。その後、ロシア特殊任務部隊がこの3隻(ベルジャンシク、ニコポリ、ヤニ・カプ)をだ捕した。ウクライナ海軍の情報では、この3隻に乗っていた24名のウクライナ軍人全てが拘束された。