ポーランド大使、ウクライナ・ポーランド間歴史問題対話に進展があると発言

ヤン・ピェクウォ在ウクライナ・ポーランド大使は、過激な勢力による挑発的な試みはあるものの、ウクライナ・ポーランド間の歴史対話には進展があると考えている。

16日、同大使がウクルインフォルムにコメントした。

ピェクウォ大使は、「ええ、(進展は)あります。妥協はないなどと言っている人は、妥協も対話も常に行われていることを知らないのです。歴史家からなる委員会ができており、両国の記憶研究所による協力もありますし、フメリニツィキーとオデーサにあるウクライナ側歴史文書アーカイブの開示も行われています。ポーランドの歴史家にとって、これ(アーカイブの開示)はあり得る中の最善のことであり、そこから私たちがショックを受けるような文書が見つかっています」と述べた。

同時に、大使は、ポーランドとウクライナの過激な勢力の一部が、「私たちにけんかをさせようと、何かをしたがって」いると指摘した。その上で大使は、「しかしながら、ポーランドとウクライナの政治エリート達は、我々の未来は共通の欧州、ウクライナの欧州機構への統合だということを理解しています。これらは、私たちの共通の安全保障問題でもあるのです」と強調した。