ポロシェンコ大統領:「DPR/LPR」の偽選挙による新たな対露制裁発動を期待

ウクライナ東部ドネツィク・ルハンシク両州の非政府コントロール地域にて、親露武装集団が発表した11月11日の偽選挙の実施は、新たな対露制裁の発動につながるべきである。

7日、ポロシェンコ大統領が国際会議「ハイブリッドの10年の教訓」にて発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

大統領は、「ロシアが11月11日に実施することを決めたいわゆる偽選挙が、新たな制裁発動をもたらし、それにより西側諸国の我慢にも限度があることを示すことになることを期待している。今は、制裁の縮小ではなく、強化を話す時なのである」と発言した。

大統領はまた、ロシアの侵略に関してはウクライナ領土一体性が完全に回復されるまで特に制裁については一切の妥協はありえないと強調した。

その上で、同大統領は、対露圧力を弱めるかのようなほのめかしはどのようなものであれ、「クレムリンの侵略的食欲を高める」ことになり、完全なマンデートを持つ国連平和ミッションの展開を含め、ロシアにドンバス地方の平和プロセスを無視させるきっかけを与える上、被占領下クリミアにおける新たな弾圧にも繋がると説明した。

これまでに報道されているように、11月11日、ドンバス地方のロシア占領政権は、ドネツィク・ルハンシク両州被占領地域においていわゆる「選挙」の実施を決めていた。