【宇土首脳会談】ウクライナとトルコは、どのような文書に署名したか

ポロシェンコ大統領率いるウクライナ代表団は、トルコ側と複数の二国間文書に署名した。

署名式は、3日の戦略評議会会合と首脳間協議の後に行われた。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

とりわけ、ペトロ・ポロシェンコ・ウクライナ大統領とレジェプ・ターイプ・エルドアン・トルコ大統領は、イスタンブルにて、第7回トルコ・ウクライナ戦略ハイレベル評議会会合の結果として、共同声明に署名した。同声明は、両国首脳が評議会会合にて達した基本的合意を固めるものであり、ウクライナ・トルコ関係の重要分野(経済、貿易、安全保障、防衛、教育、科学、文化、観光の分野)における優先課題を定めるものとなっている。

また、ステパン・クービウ・ウクライナ第一副首相とトルコ協力開発機構(TIKA)セルダル・チャム局長は、ウクライナ・トルコ政府間協力協定に署名した。この協定は、TIKAがウクライナにプログラム調整事務所を設置する際の法的基盤整備を目的としたものとのこと。特に、教育インフラ、社会サービス、農業、完工、生産業、国家ガバナンスの発展を目的とする技術・財政協力プロジェクトに注意が向けられている。

加えて、ウクライナの国営ウクルオボロンプロム社とトルコの国家防衛産業庁の間で覚書が署名された。この覚書は、両機関の間での合意義務の履行条件を定めたもので、特に、防衛産業分野でのプロジェクト実現に必要な銀行の保証を受ける際の手続きを規定するものとなっている。

これまでの報道にあるように、ポロシェンコ大統領は、11月3、4日、トルコを公式訪問していた。