【宇独首脳会談】ポロシェンコとメルケル、アゾフ海情勢激化を協議

ペトロ・ポロシェンコ・ウクライナ大統領とアンゲラ・メルケル独首相は、アゾフ海海上とケルチ海峡における情勢激化の脅威について協議した。

1日、ポロシェンコ大統領が、キーウ(キエフ)におけるメルケル独首相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

大統領は、「我々はまた、アゾフ海海上とケルチ海峡における情勢激化の脅威についても協議した」とし、「ロシア側が国際法を明確に遵守するよう、あらゆる可能な努力を行っている」と強調した。

また、同大統領は、メルケル独首相との会談時、ドイツによるウクライナ兵への治療とリハビリの実施を、メルケル首相が個人的に促していることにつき、謝意を述べたことを明らかにした。

なお、これまでに、ヘオルヒー・トゥーカ一時的被占領地域・国内避難民(IDP)省次官が、ウクライナはアゾフ海でのロシアによる違法な船舶拘束事例を一つ一つ記録して、国際裁判所で提示できるよう証拠をデータベース化していると発表していた。

本年7月末には、ロシアはアゾフ海上の行動を活発化し、ケルチ海峡を通過する外国船を拘束し始めていた。