オメリャン・インフラ相「露制裁リストに入れなかったら、悲しい気持ちになったろう」

ヴォロディーミル・オメリャン・インフラ相は、ロシア発表の制裁リストに自身の名前が掲載されたことは親ウクライナ的立場が認められたことだと考えていると述べた。

1日、同大臣が自身のフェイスブックに書き込んだ。

オメリャン・インフラ相は、「もしロシアの制裁リストに自分の名前がなかったら、悲しい気持ちになっていたであろう。ウクライナ人にとって、モスクワ国の友人となるのは恥ずべきことである。制裁リストに私が載ったということは、クレムリンが、政府の他の多くの同僚と一緒に私のことも、明確に親ウクライナ的で、親西欧的という普通の立場を有す人間だと認めてくれたということであり、うれしい。ロシアの制裁リストに掲載されるというのは、心地よいことであり、光栄ですらある」と書き込んだ。

同大臣は、「『歯抜けの帝国』が『呪いと制裁の紙切れにスタンプを押して、楽しい政治的・宗教的破門』を宣告しているだけのこと」と指摘した。

これまでの報道では、1日、ロシアのメドヴェージェフ首相が、322名のウクライナ国民と68の法人に対する「特別経済措置」を発動する決議に署名したとのことであった。

同制裁リストには、ウクライナ憲法裁判所の裁判官、最高会議(国会)議員、有名なビジネスマン、大統領府や政府の高官、大企業の代表、大富豪が有する法人が掲載されている。

とりわけ、このリストには、アンドリー・パルビー最高会議議長、アルセン・アヴァコフ内相、アルセーニー・ヤツェニューク前首相、ドミトロ・ヤロシュ元右派セクター代表などが含まれている。

なお、ウクライナが運用する制裁の対象リストには、個人約1700名、法人約700が掲載されており、その大半がロシアの国民と法人となっている。