保安庁、破壊工作の可能性も検討

保安庁(SBU)は、チェルニヒウ州イーチニャ地区での弾薬庫爆発について、破壊工作の可能性も調査している。

9日、SBU広報室が発表した。

発表には、「イーチニャ地区ドルージュバ町付近のウクライナ軍基地A1479敷地内での緊急事態に関連し、SBU中央局と幹部からなる緊急捜査グループが現場に到着。緊急捜査(捜索)方策が実施されている」とある。

また、SBU職員は、複数の可能性を調べる中で、SBUの管轄権の枠内で、破壊工作の可能性についても調べているとのこと。

また、軍事検察が刑法典第425条3項にのっとり開始した刑事捜査の枠内で、チェルニヒウ州SBU支局が裁判前捜査を実施していることが発表された。

これまでの報道では、9日午前3時30分、チェルニヒウ州イーチニャ地区ドルージュバ町付近にあるウクライナ国軍基地A1479敷地内での火災が判明。現場からは、すでに1万2000名近い住民の避難が完了している。

午前8時時点で、チェルニヒウ州の軍弾薬庫爆発現場付近では、フロイスマン首相、ヤロヴィー内務省第一次官、チェチョトキン国家非常事態庁長官が率いる本部が活動している。