キーウ国際空港、従業員の半数削減を発表

キーウ(キエフ)国際空港は、新型コロナウイルス感染(COVID-19)世界的感染による利用客急減を受け、破産を回避するために、約半数の従業員を解雇すると発表した。

30日、キーウ国際空港がフェイスブック・アカウントにて伝えた

発表には、「キーウ国際空港運営局は、企業破産を回避するために、従業員を半減せざるを得ない」と書かれている。

発表によれば、航空業界が新型コロナウイルス感染拡大状況下で利用客が急減していることにより生じている危機の中、同空港は従業員の段階的削減を開始しているとのこと。

空港は、「積もる問題とともに、政府や関連する省、キーウ行政府からも一切の対応・支援がない。キーウ国際空港運営局は、常に政権に対して支援を要請してきたが、しかし時宜を得た然るべき対応は現在まで行われていない」と伝えた。

同空港は、キーウ国際空港は年間約300万人が利用し、3万便が就航する国内で2番目に利用の多い空港であると指摘しつつ、同空港が破産した場合、国際的なイメージ、ウクライナの航空分野、経済・市場に破滅的な影響を及ぼすことになると指摘している。

発表には、現時点で、空港の各部署が、誰を解雇するか、どのように業務を最適化するかを決めているところだと伝えられている。

ウクルインフォルムは現在、本件につき、インフラ相とキーウ市行政府に問い合わせている。

写真:キーウ国際空港