欧州議会、近隣国への新型コロナ支援を支持 ウクライナへは12億ユーロ

欧州議会は、欧州連合(EU)加盟候補国と近隣諸国の計10か国への総額30億ユーロからなる新型コロナ対策マクロ財政支援の決定を支持した。ウクライナには、この内12億ユーロが供与される。

13日、欧州議会が賛成602票で支持した。出席議員は689名で、反対票を投じたのは80名、保留が7名であった。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

これに先立ち、4月22日、欧州委員会が、「チーム・ヨーロッパ」戦略実現の一環にて、EU近隣諸国計10か国に対して、COVID-19対策支援として合計30億ユーロを供与する決定を下していた

欧州委員会の発表には、この10か国において新型コロナウイルスにより生じた経済の下落を抑えるべく、EU加盟候補国とEU近隣諸国の計10か国へのマクロ財政支援パッケージの提案を採択したと書かれている。欧州委員会は、「これは、前例のない危機における、EUとこれらの国々との間の重要な連帯の表明である」と強調している。

同提案は、更に欧州理事会の支持を得る必要がある。