プリヴァト銀行とJCBI、ウクライナでのJCBカードの取り扱いに合意

10月31日、東京にて、国内大手の国営プリヴァト銀行とジェーシービー(JCB)の海外業務を行うジェーシービー・インターナショナルは、同行のカード加盟店とATMにおけるJCBカードの取り扱いに関する合意に署名した。

プリヴァト銀行広報室が発表した

発表には、ウクライナ最大の銀行であるプリヴァト銀行と、JCB社傘下のJCBインターナショナルが、ウクライナでのJCBクレジットカードの取り扱いを開始するとあり、「10月31日、東京にて、同行とJCBインターナショナルの幹部は、JCBカード受け入れネットワークの創設に関するライセンス合意に署名した」と書かれている。

発表によれば、JCBカード保有者は、ウクライナ国内旅行の際、プリヴァト銀行加盟店・ATMでJCBカードの利用が可能となるとのこと。JCBカードの国内取り扱い開始は、2020年春が予定されている。

プリヴァト銀行は、今回の提携のメリットとして、プリヴァト銀行と協力する企業がグローバルな金融ブランドでの新しい売買の機会を得られることであり、JCBIにとっては1億3000万人以上のJCBカード保有者がウクライナでのサービスを受けられることだと指摘している。

発表には、経済・貿易・農業発展省のデータとして、2018年を通じて海外からのウクライナを訪問した観光客数が1420万人であったとし、この数は2019年には1700万となる見込みだと書かれている。

発表には、プリヴァト銀行が国内に7300以上のATMと21万の加盟店を有していると指摘されている。