ウクライナは自らの核燃料製造工場を建設すべき=大統領

ウクライナは、国内原子力発電を保障するために、自国で核燃料を製造できる工場の建設をしなければならない。

18日、ポロシェンコ大統領が原子力発電発展・核エネルギー利用安全水準向上会議の際に発言した。国営企業「エネルホアトム」社がフェイスブック上のアカウントで伝えた。

大統領は、「エネルホアトム社のおかげで、(電力供給の)多元化が進んでいる。2018年、第3南ウクライナ原子力発電所(YuUAES)は、Westinghouseの燃料のみで稼動し、一番の電力供給源となった。ウクライナとエネルホアトム社は、競争の平等原則とウクライナのエネルギー安定性を維持している。次のステップは、自国産の核燃料によりウクライナの原子力発電所の活動を確保することである。私たちは、エネルホアトム社の構成内で、自国の核燃料製造工場を建設しなければならない」と発言した。

大統領はまた、ウクライナの原子力エネルギーの発展のためには、第3と第4のフメリニツィキー原子力発電所の建設を完成させること、また、エネルギー橋「ウクライナ・EU」プロジェクトを実現させることが必要であると強調し、また、電力市場の改革実現もすべきであると発言した。

なお、これに先立ち、閣僚会議(内閣)は先週、国家コンツェルン「核燃料」の憲章の改正を行う閣議を採択している。この国家コンツェルン「核燃料」の主要な目的は、核燃料製造である。