中央銀行、戒厳令発令後の通貨市場の安定を報告

国内10州にて戒厳令が発令された後、市民側から人工的な外貨需要が発生し、これを市場で利用する者が現れていた。

3日、カテリーナ・ロジュコヴァ中央銀行第一副総裁が記者会見時に発表した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ロジュコヴァ第一副総裁は、「通貨に関しては、特に戒厳令が適用された州では、通貨市場情勢に対して市民が通常より敏感に反応する状況が発生した。そして、この市民の感情を利用する者も現れたことで、いくつかの都市では著しい外貨レートの高騰が生じたが、現時点では状況はすでに安定している」と述べた。

まだ、同第一副総裁は、11月30日時点の市場情勢について、「人工的で短期的な外貨需要は、各銀行に対して通常より多くのドルの準備を強いることになったが、他方でそれによる問題は私たちは観察していない」と強調した。

なお、28日の戒厳令の発効にともない、状況的・心理的要因の影響を受けて、一時期外貨レートの高騰が見られることが伝えられていた。