国外のウクライナ・ディアスポラ団体、ウクライナ政府に改革加速を要求

ウクライナのディアスポラ(編集注:元の国家を離れて暮らす民族コミュニティ)は、欧州連合(EU)がウクライナの過去1年間の改革成果を肯定的に評価したことを歓迎した。

15日、世界ウクライナ人会議(UWC)のイェウヘン・チョーリー代表がEU対外行動庁と欧州委員会の発表したEU・ウクライナ連合協定の履行状況報告書に対するコメントを発表した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

チョーリー代表は、「UWCは、ウクライナ国内改革が肯定的に評価された、連合協定履行状況に関するEUの報告書を歓迎する」と発言した。

同時に、チョーリー代表は、ウクライナが改革履行を加速化させること、EUが今後もウクライナの改革路線をサポートすることを期待しているとし、「UWCは、ウクライナ政権に対し、積極的にこれら改革を実現していくことを要求するとともに、EUに対しては、ウクライナを、そして同国がたゆまず欧州統合を続けていくようサポートすることを呼びかける」と強調した。

なお、EU・ウクライナ連合協定は、2017年9月1日に発効。EUが作成した同協定履行状況に関する報告書には、ウクライナ国内の多くの分野での改革の進展が指摘されており、とりわけ、エネルギー効率、国営企業、衛生、企業法、国家調達、環境保護等の分野が挙げられていた。