活動家は、自動車関税引き下げ法採択に不満

活動家は、最高会議(国会)が8日に採択した、欧州ナンバーをつけた乗用車への関税引き下げ法に不満があり、全国規模の抗議運動を準備している。

8日、報道陣に対して、市民団体「自動車ユーロ力(アウトイェウロシーラ)」の代表であるオレフ・ヤロシェヴィチ氏がコメントした。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ヤロシェヴィチ氏は、欧州ナンバーの車両を所有している人々は自動車への物品税そのものを廃止するか、車両の経年に応じた課税を止めるかを求めていると指摘し、この要求が受け入れられないのであれば、全国規模の抗議運動を組織すると宣言した。

同氏は、「私たちの今後の行動は、『アウトイェウロシーラ』の色々なサイトにおいて発表されていきます。私たちは現在、最高会議議員に対する呼びかけを準備しています。これは、今回この法案に賛成票を投じた議員たち、あるいはだまされた議員たちに、自らの票を10日以内に撤回するよう呼びかけるものです」と発言した。

また同氏は、活動家達は大統領にも本件につき呼びかける予定であると述べた。

現在の最高会議前の状況は平穏である。過去二日間にわたって抗議を行っていた欧州ナンバー所有者達は、現在解散しつつある。憲法広場に残っているのは現時点で数十名ほどの活動家である。

同時に、「アウトイェウロシーラ」のフェイスブック・ページには、「法律は、自動車オリガルヒ(富豪)の修正を加えた上で、市民に害するものが採択された」との内容の声明が公開された。

これまでの報道にあるように、8日、最高会議は、欧州諸国のナンバープレートをつけた自動車に対する関税引き下げに関する法案を第二読会において賛成250票で採択していた。