マジャル・ハンガリー首相「ウクライナは強固な安全の保証を得るべき」
ハンガリーのマジャル新首相は20日、ウクライナには侵略国からあらゆる手段で自衛する権利があり、同国は1994年のブダペスト覚書のようなものではない、強固な安全の保証を得るべきだと発言した。
マジャル氏がワルシャワ訪問時にポーランドのトゥスク首相との共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
マジャル氏は、「ウクライナは被害国であり、自国の領土一体性と主権を維持するために、あらゆる可能な手段で自衛する権利がある。私はこれまで何度も話してきたこのことを、ワルシャワでも強調したい」と発言した。
また同氏は、ロシア側で100万人以上が死亡し、ウクライナ側でも民間人を含め多くの人々が亡くなっていることから、できるだけ早く戦争の停止を達成するよう呼びかけた。
同氏はそして、「双方に犠牲者がいる。正にそれだからこそ、目的は停戦の達成、そしてその後の永続的な和平の締結でなければならない。そして、国際社会こそがそれを保証しなければならない。ブダペスト覚書の場合のような形ではなく、これら合意の遵守を真に保証し、他国にそれらを履行させ、ウクライナの安全と領土一体性を確保しなければならないのだ」と強調した。
加えて同氏は、自身はウクライナ情勢に関しては常に明確な立場を取ってきたと述べ、ロシアがキーウに位置する欧州最大の小児病院「オフマディト」をミサイルで攻撃した後、自身は2024年夏に欧州議員として最初にキーウを訪問したと伝えた。
同氏はさらに、「当時、私の同僚で(ウクライナを)訪れた者は多くなかった。私たちは車で出発した。私は車齢ほぼ30年のフォード・トランジットを所有しており、ハンガリー人からの人道支援物資を届けた」と語った。
また同氏は、ウクライナのためだけでなく、ウクライナにハンガリー系少数民族が存在することからも「戦争はできるだけ早く終結させなければならない」という立場を維持していると指摘した。
同時に同氏は、戦争終結はどのように行うか、どの方法が最善か、そしてそれがエスカレーションを招くおそれがあるかについては、一定の見解の相違が存在するとも指摘した。その他同氏は、EU加盟国は、自国が決定し、自国民が正しいと考える方法で(編集注:ウクライナを)支援していると述べた。