ウクライナは長射程攻撃に国産兵器を使用、米国と目標の調整はしていない=ゼレンシキー宇大統領
ウクライナのゼレンシキー大統領は24日、同国はロシア領内への長射程攻撃を行う際に国産の兵器を使用しており、その際米国と目標の調整はしていないと発言した。
ゼレンシキー大統領がキーウを訪れたカーニー加首相との共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
記者から、米国製兵器での長射程攻撃は禁止されているのかと質問されると、ゼレンシキー氏は、「現在、正直なところ、私たちは国産の長射程兵器を使用している。そして、私たちは最近、正直なところ、米国との間でそういうことは話し合っていない。かつてはそういうこともあった。覚えているであろう、私たちのエネルギー施設への彼らの攻撃の後、反撃での私たちの攻撃に関してさまざまなシグナルがあった」と返答した。
また同氏は、本件に関する調整は現在はなく、過去のことだと指摘した。同氏はその際、「それはもうかなり昔のことだ。現在、私たちは、そのことについて思い出しすらしていない」と述べた。
これに先立ち、ウォール・ストリート・ジャーナルが、米国防総省が数か月前に、西側の長射程兵器でロシア領を攻撃することを「静かに」禁止していると報じていた。