ロシア凍結資産からウクライナ支援のために入る金額は毎年30億ユーロ=ボレルEU上級代表

欧州連合(EU)のボレル外務・安全保障政策上級代表は20日、EU域内で凍結されているロシア中央銀行の資産から得られる金額は年間で最大30億ユーロとなると発言した。

ボレルEU外務安全保障政策上級代表がブリュッセルで開催されたEUウクライナ理事会会合後記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ボレル氏は、「今日、欧州委員会は、私たちの共同会合の際に、その決定の履行規制の共同提案を採決した。私が望むように、欧州理事会がそのような決定を採択したら、ウクライナ軍事支援強化のための50億ユーロに加えて、欧州平和ファシリティ(EPF)のためにその資金の90%が割り当てられる。残りの10%は、ウクライナ復興のニーズやウクライナの防衛産業の能力支援に充てられる。これら収入総額は、年間で約30億ユーロとなる」と発言した。