ウクライナ議会、有罪判決の出た人物の徴兵を可能にする法案可決

ウクライナ最高会議(国会)は8日、有罪判決の出ている人物が国家防衛に直接参加することを目的に、これら人物を条件付きで期限前に刑期から解放する手段を適用する法律を採択した。

ジェレズニャク最高会議野党会派「声党」議員がテレグラム・チャンネルで報告した

ジェレズニャク氏は、同法案第11079−1は最高会議議員279名が賛成したと伝えた(過半数は226)。

同法は、犯罪を行い、自由の制限・剥奪の形で刑期が定められている国民の軍役の法的基盤を定めることが目的に策定されたもの。

動員実施期間・戒厳令下において、自由の制限・剥奪の形態の刑期にある人物には、本人の希望により、契約に従った入隊のために、裁判所が条件付きかつ期限前に刑期から解放することが可能となる。

また、このような人物の兵役逃れの場合、5〜10年の禁固刑が設定されてる。

テロ実施、テロへの資金供与、交通安全ルール違反、アルコールや薬物接種での交通手段利用で交通事故を引き起こし、他者の殺害をもたらした者、2名以上の意図的な殺人、強姦・性的暴力を伴う殺人、特に重大な汚職犯罪を犯した者は釈放対象とならない。