日本、ウクライナに露軍攻撃から施設を守る防護材供与=宇インフラ省

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ウクライナの地域発展・インフラ省(復興省)は、日本からウクライナに対して、重要インフラ施設をロシア軍の攻撃から守るための防護材が1800個供与されたと発表した。

地域発展・インフラ省(復興省)広報室が伝えた

発表には、「日本政府は、ウクライナ復興にて体系的な支援を供与し続けている。2国間強力の一環で、日本はウクライナに対して、重要インフラ施設のための防護材となる1800個の蛇籠(じゃかご)の提供を発表した」と書かれている。

最初の320個がすでに届けられたとし、引き渡し式(編集注:10日に実施)には、アザルヒナ地域発展・インフラ次官、松田邦紀駐ウクライナ日本大使、杉本聡JICAキーウ事務所次長が出席したという。

アザルヒナ・インフラ次官は、「重要インフラ防護の第一レベル確保には、政府、国際パートナー、重要インフラ事業者の強調作業が必要だ。日本政府のパートナー支援のおかげで、私たちは、重要インフラ施設の受動的防衛の追加的能力を得た。それは、戦時下のウクライナの強靭性を強化する上で極めて重要だ。私たちは、日本の信頼できる一環した支援につき感謝している」と発言した。

蛇籠は、ウクライナの「ガス輸送システム・オペレーター」社で、重要施設の防護が最も必要となる前線隣接地域を中心に分配されるという。

その他、ガス輸送システム・オペレーター社広報室の発表によれば、松田日本大使は、ロシアからの攻撃の中で重要インフラを守り続ける事業者を称えた上で、「この蛇籠は、高い対爆性能が証明されており、日本の自衛隊が使用しているものだ。あなた方の国を支えるという日本の立場は揺るがず、私たちはウクライナとウクライナ国民を勝利まで今後も支え続けていく」と発言した。

写真:地域発展・インフラ省