オランダがウクライナへのF16引き渡しに向けた準備を始めることを決定=ゼレンシキー宇大統領

ウクライナのゼレンシキー大統領は22日、オランダのルッテ首相と電話会談を行い、同国が18機の戦闘機F16をウクライナへ引き渡すための準備を始める決定につき謝意を伝えた。

ゼレンシキー大統領がソーシャルメディア「X」アカウントにて報告した

ゼレンシキー氏は、「ルッテ蘭首相と電話会談を行い、その際、最初の18機の戦闘機F16のウクライナへの引き渡しのための準備を始めるというオランダ政府の決定につき謝意を伝えた」と書き込んだ。

さらに同氏は、オランダに対して、ウクライナの欧州連合(EU)加盟交渉開始への積極的な支持についても謝意を伝え、さらにEUによる総額500億ユーロの長期支援供与の重要性を強調した。

両者は、前線の情勢、黒海の状況、砲弾、無人機、防空システムを含む現在のウクライナの軍事面のニーズについて協議した。

またゼレンシキー氏は、「私たちは、ビルニュスでのG7宣言に従った安全保証に関する共同作業を続けることで合意した。私たちはまた、次の『平和の公式』会合と公正な平和に関するウクライナの見方に対する国際的支持をさらにまとめるための努力についても話し合った」と伝えた。