韓国政府、ウクライナへの地雷除去用戦闘工兵車K600の供与計画につきコメント

韓国国防部は18日、同国政府がウクライナに対して戦闘工兵車K600を2両供与する意向を有しているとの報道にコメントした。

KBSが報じた

国防部のチョン・ハギュ報道官は、韓国政府のウクライナに対する戦闘工兵車K600供与計画に関する報道につきコメントを求められると、韓国はウクライナに人道支援を供与していると述べた。チョン報道官は、工兵車は地雷除去と特殊装備に属するものだと指摘した。

同氏はまた、韓国はウクライナに殺傷性装備は「供与していないし、供与する計画もない」と発言した。

これに先立ち、18日、韓国の朝鮮日報が政府関係者の発言をもとに、同国政府がウクライナに戦闘工兵車K600を2両供与すると報じていた

報道には、政府関係者の発言として、「韓国政府はウクライナに旧式の地雷探知機をすでに提供しているが、これに加えて2両の戦闘工兵車も早期に提供することが先日事実上決まったようだ」「これはウクライナ政府の強い要請と尹錫悦大統領によるウクライナ支援の約束によるものだ」と書かれている。

なお、韓国の尹大統領は7月15日にキーウを訪問し、ゼレンシキー宇大統領と会談していた。その際尹氏は、韓国はウクライナに対する支援額を今年は1億5000万ドルまで増やすと発表している。

K600は、地雷除去分野の韓国製の工兵車。地雷除去用の鋤や掘削アームを搭載したもので、地雷など、さまざまな障害物を除去し通路を確保する際に使用される。

写真:朝鮮日報