英国はウクライナ空軍支援で重要な位置を占めていく=スナク英首相

英国のスナク首相は15日、同国はウクライナ空軍の能力構築を行う国々の連合において重要な位置を占めていくと発言した。

スナク英首相が英国を訪問したゼレンシキー宇大統領との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

スナク氏は、「私たちは、そのような支援をヴォロディーミルとウクライナに提供する国々の連合の重要な一部となる。空軍の能力構築は簡単な事ではない。そこには、航空機提供だけではなく、パイロットの訓練や関連ロジスティックもある。英国はその点で大きな役割を担うことができる」と発言した。

また同氏は、同日ゼレンシキー大統領とウクライナ軍の航空機操縦士の訓練について協議したと伝え、その訓練は「比較的すぐ始まる」と伝えた。

さらに同氏は、その他の国もウクライナに西側航空機を提供するためのグループ「航空機連合」に加わるとし、今週後半に諸外国首脳と本件につき協議すると発言した。

同氏は、「私たちは、ヴォロディーミルと彼の国の人々に、彼らが必要としている航空支援を提供する国家連合を作ることにとても関心がある」と強調した。

ゼレンシキー大統領も、同記者会見で、ウクライナへの現代的戦闘機提供に向けて、スナク首相と航空機連合創設問題を協議したと発言した。

ゼレンシキー氏は、「私たちは、その航空機連合を作りたい。私は、それ(連合創設)を強く確信している。私たちは、それについて話し合った。そして、あなた方はもうすぐいくつかの、思うに、大切な決定を目にするだろう。しかし、わたいは、それについてもう少し作業しないといけないと思っている」と発言した。

なお、同日、英国政府は、今年の夏、ウクライナ軍航空機操縦士の訓練が始まると発表していた

ゼレンシキー大統領は15日、英国を訪問した。

写真:ゼレンシキー大統領(テレグラム)

更新(5月15日18時3分):動画追加