ウクライナ国境からのロシア軍撤退は実質的に生じていない=ゼレンシキー大統領

ゼレンシキー大統領は12日、ロシア連邦によるウクライナ・ロシア間国境付近の軍の撤退は、実質的に生じていないと発言した。

ゼレンシキー大統領が訪問先のベルリンにてメルケル独首相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

大統領は、「私たちは、ノルド・ストリーム2利用開始を地域の安全への潜在的脅威とみなしている。追加的にそれを示しているのが、現在のウクライナ国境におけるロシア軍の集結である。その集結の程度は今も高いままである。なぜなら、ロシア軍の撤退は最近のことであり、かなり条件付のものであり、実質的には、撤退は全く生じていないからだ」と発言した。

なお、ゼレンシキー大統領は、11、12日にベルリンを訪問していた。