米ホワイトハウス、ウクライナへの軍事支援は停止していないとコメント

米ホワイトハウスは、米国は議会が確定したウクライナへの軍事支援を完全に実施しており、ロシア連邦のさらなる攻撃があれば、支援も増やす準備があるとコメントした。

18日、ホワイトハウス・ウェブサイトに、米メディアによる米国がウクライナへの軍事支援を凍結したとする報道に関するサキ大統領報道官の声明が掲載された

声明には、「私たちがウクライナへの安全保障支援を止めたとする考えは、無意味である。先週の米露首脳会談の前にも、私たちは致死性武器支援を含め、総額1億5000万ドルの安全保障支援パッケージを供与したところだ」と書かれている。

さらに、報道官は、米国はウクライナの安全保障促進イニシアティブの一環で、議会が確定したもの全てを供与してきたと指摘した。

加えて、ジュネーブで行われた米露首脳会談の2日前、バイデン大統領が北大西洋条約機構(NATO)首脳会談後に世界に対して、米国は、ロシアの物理的侵略に抵抗し続けられるようにするという立場により、ウクライナの能力の保障を継続すると発言していたことが喚起されている。

声明には、「私たちは、ロシアのウクライナへのさらなる侵攻にそなえ、予備基金も準備した」と書かれている。

加えて、バイデン大統領がプーチン大統領に対して、ウクライナの主権と領土一体性に対する揺らがぬ支持を明確に伝えたことも喚起された。

これに先立ち、18日、米ニュースサイト「ポリティコ」が関係者の情報をもとに、米大統領府がウクライナへの致死性武器を含む軍事支援を凍結する決定を採択したと報じていた