ロシア連邦は本格的戦争は始めないだろう=ゼレンシキー大統領

ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は11日、世界は新たな本格的戦争への準備はないし、ロシアもまたウクライナに対して本格的な激化を始めることはないだろうとの見方を示した。

ゼレンシキー大統領が同日開催された全国フォーラム「ウクライナ30 国家安全保障」での複数テレビ局に対するインタビュー時に発言した。インタビューは、オンラインで公開された

ゼレンシキー大統領は、「本格的戦争に対して、私たちに準備はあるか、世界に準備はあるか、欧州に準備はあるだろうか? 私は、誰も全く準備がないと思っている」と述べつつ、今起きている状況に関してもウクライナはすでに欧州や米国からサポートを受けていると述べた。加えて大統領は、「ロシアもまたそれ(本格的戦争)を行うことはできないと思う。なぜなら、それは世界大戦になってしまう可能性があるからだ」と発言した。

大統領は、それは非常に危険だが、ウクライナは自らの国土を守っているのであり、何も恐れるものはないと述べた。また大統領は、「恐ろしいのは、そのような出来事、驚異で、恐ろしい行動が生じる可能性があることだ。そのような行動は、歴史上いつも、多くの損失、何百、何千、何百万という人の死をもたらしている。そのため、私は、専門家が9月に(編集注:本格的戦争が生じる可能性に)ついて話しているが…、私は、そのような強力な激化はあり得ないと思っている」と発言した。