4月27日のOSCE監視団確認の停戦違反365件

東部情勢

4月27日夜から28日夜にかけて欧州安全保障協力機構(OSCE)ウクライナ特別監視団(SMM)がウクライナ東部で確認した停戦違反件数は、365件だった。

SMMの4月28日付日報に書かれている

日報では、SMMがドネツィク州にて確認した停戦違反は217件(内爆発79件)、ルハンシク州にて確認した停戦違反148件(内爆発47件)と報告されている。

ドネツィク州の停戦違反の約半数は、大口径機関銃・銃の発射音であり、ドネツィク州一部地域(被占領地)のソフィーウカ南西で発生しており、銃撃演習に関係するものではないかとのSMMの評価が付記されている。

同時にSMMは、このような戦闘とは直接関わらない演習であっても、「2016年3月3日の三者コンタクト・グループによる安全圏における射撃演習実施の禁止決定への違反である」と喚起している。

爆発の大半は、ドネツィク市から北15キロのドネツィク浄水場近辺で確認されたと報告された。

ルハンシク州では、違反の大半がゾロテー(政府管理地域、ルハンシク市から西60キロ)の引き離し地点南東とポパースナ(政府管理地域、ルハンシク市から西69キロ)にて発生したと書かれている。

写真:SMM