ウクライナ東部で全面的軍事行動が始まる可能性は最小限=レズニコウ副首相

ドネツィク・ルハンシク両州被占領地にて広範かつ大規模な軍事行動が開始される可能性は「最小限」である。ロシアは、世界の注意を集めるために想像上の緊張を生み出している。

5日、オレクシー・レズニコウ副首相兼一次的被占領地再統合問題相がICTV局出演時、ウクライナ東部にて近々広範かつ大規模軍事行動が始まる可能性をどのように評価するかとの質問に答える形で発言した。

レズニコウ副首相は、「私は、その可能性は最小限だと評価している。私は、それはハイブリッド戦争の要素、具体的には情報戦争の要素であり、現在ロシア連邦は、自らへと注意を向けることを目的とした想像上の緊張を創出し、そのような手段で世界のプレイヤーを協議へと向かわせようとしているのだと思っている」と発言した。

同時に同氏は、欧州コミュニティと米国は「ロシア連邦は仲介者などでは全くなく、侵略国であり、ドネツィク・ルハンシク両州被占領内にて起きたことに責任を負う国として、三者コンタクト・グループの参加国となっていることを知っている」との立場を明確にしていると強調した。

同時に同氏は、どのような武力の誇示も、しばしば実際の行使へと繋がることがあるため、どのような挑発の可能性も排除はできないと指摘した。

加えて同氏は、米国欧州軍の戦闘準備が最高水準に上げられていることにコメントする形で、外国パートナーたちはロシアに対して、「ウクライナはこの戦争で放置されることはない」ことをロシアに示していると発言した。