ウクライナ製エンジン搭載のトルコ無人機の試運転実施

トルコにて、ウクライナ製エンジンを搭載した無人機アクンジュの試運転が実施された。

トルコの無人機メーカー「バイカル」社のセルジューク・バイラクタル技術長がツイッター・アカウントにて伝えた。

実施が行われたのは、テキルダー県チョルルの飛行場。技術長は、「試運転は続いている。今日は初めて、地上ステーションからのコントロールなしの、完全な自動飛行・着陸を成功裏に実施した」と伝えた。技術長は、今回の試験は、平均高度２万フィートでの試験だったという。

同氏は、無人機アクンジュはトルコの防衛能力に大きな貢献をするだろうとの期待を示しつつ、トルコ軍への供給開始は年内にも予定されていると伝えた。

なお、ウクライナとトルコが共同開発した攻撃用無人機アクンジュは、２０１９年９月、イスタンブルにおける航空・宇宙技術展覧会「テクノフェスト２０１９」にて初めて紹介された。

その後、バイカル・ディフェンス社は、ウクライナ・トルコ間の防衛分野協力において最も成功したプロジェクトとして、アクンジュのドキュメンタリー動画を公開している。