三者グループ、地雷除去地点19か所、兵力引き離し地点4か所に枠組み合意

ウクライナ東部情勢解決協議を行う三者コンタクト・グループ(TCG)は、2日の会合にて、地雷除去活動についての枠組み決定を採択し、19の地雷除去実施地点と4の兵力等引き離し地点に合意した。

大統領府広報室が公表した

発表には、「TCGは、今後人道的地雷除去作業を実施するための基本となる対地雷活動についての枠組み決定に完全に合意した」と書かれている。

発表によれば、会合時、地雷除去の優先地点19か所の位置座標に合意した他、ゾロテー近郊の20か所目については、昨年11月に暫定的に計画されていた同地の追加通過検問地点の開通作業の一環で地雷除去を行うことになるとのこと。

その他、兵力・機器引き離しを行う次の4地点についても原則的合意に至ったと発表された。

また発表には、チェヴィク欧州安保協力機構(OSCE)ウクライナ特別監視団(SMM)団長がTCGの治安問題作業部会会合にて、ドンバスの対峙する双方が停戦を遵守していると報告したと書かれている。また、大統領府は、ウクライナが被拘束者の次回交換のために必要な手続を全て履行したと伝えた。発表には、ウクライナ代表団に参加するドネツィク・ルハンシク両州一部地域代表者であるデニス・カザンシキー氏が協議参加者らに対し、被拘束者交換プロセスの障害を取り除くよう呼びかけたと書かれている。

次回TCG会合は、9月16日となるとのこと。