停戦発効約1か月 OSCE監視団は829回の違反を確認

東部情勢

欧州安保協力機構(OSCE)ウクライナ特別監視団(SMM)は、7月27日にドネツィク・ルハンシク両州にて新たに発効した停戦につき、これまで合計で829回の違反を確認したと発表した。

8月31日付SMM日報に書かれている

日報には、「停戦強化の追加方策につき合意が達成された7月22日の三者コンタクト・グループ(TCG)会合後、7月27日0時01分から、今次報告期間の終わり(編集注:8月30日19時30分)までに、SMMは、ドネツィク・ルハンシク両州にて合計829回の停戦違反を確認した(148回の爆発、2回の不明の飛来爆発物、12回の炎上、667回の集中射撃・発砲音)」と書かれている。

なお、日報内のグラフを見ると、過去30日間の停戦違反確認数は、2019年平均(1日800回強)と比べて、著しく減少しているのがわかる。

SMM日報より

写真:OSCE/SMM