ウクライナとジョージア、防衛協力プログラムに署名

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ウクライナのタラン国防相とジョージアのガリバシヴィリ国防相は19日、トビリシにて両国国防省間の防衛協力プログラムに署名した。

ウクライナ国防省広報室が伝えた

発表によれば、両国大臣は、両国相互の利益に関わる喫緊の課題を議論したとあり、具体的には、ウクライナ、ジョージア、アゾフ海・黒海地域の安全保障情勢、両国軍の新型コロナウイルス感染対策、北大西洋条約機構(NATO)と両国の協力展開について協議されたとのこと。

署名の様子 動画:ウクライナ軍テレビ

タラン国防相は、「ウクライナとジョージアの共通の挑戦の一つは、両国の領土一体性の回復と、ロシアにより占領されている領土の解放である。私たちの戦略的パートナーシップはそれを目的としており、その主要要素の一つが、安全保障・防衛分野の協力なのだ」と発言した。

また、ウクライナ代表団は、ジョージア軍の発展・再生計画を知るとともに、ロシア侵略へ対抗する中での軍の改革実施の経験を伝えたとのこと。

双方は、戦略的コミュニケーション、サイバーセキュリティ、軍事技術分野、NATO軍事演習への共同参加、軍へのNATOスタンダード導入における協力課題を協議した。

その他、ウクライナ代表団は、ジョージア統一のために亡くなった軍人たちの追悼碑に献花した他、ツヒンヴァリ地域の占領ラインを訪れた。

写真・動画:国防省広報室