OSCE監視団、ドンバスでの停戦違反数増加を記録=報告書

東部情勢

欧州安保協力機構(OSCE)ウクライナ特別監視団(SMM)は、7月19日のドネツィク・ルハンシク両州での停戦違反の件数増加を報告した。

20日付SMM日報に掲載されている

同日報のグラフを見ると、7月19日19時30分時点の過去24時間記録分停戦違反は約2200件であり、過去7日間平均(約600件)や2019年平均(約900件)と比べても著しく多いことがわかる。19日の確認爆発件数は約900件であり、過去30日間平均(約200件)と比べて大きく増加している。

日報には、「18日夜から19日夜にかけて、SMMは、ドネツィク州における停戦違反件数の更なる増加を確認。爆発件数は、前日より増加した(約600件)」と書かれている。

同州の停戦違反は、スヴィトロダルシクから東、東南東、南東にて最も多く確認されたとのこと。

ルハンシク州についても「停戦違反件数の増加を確認した」とあり、確認爆発件数は310件。違反のほぼ全てが、ゾロテーの引き離し地点から東と南にて確認されたと報告されている。

写真・図:OSCE