日本、ウクライナの軍病院に140万ドル相当の医療機器を供与予定

日本政府は、2020年年内にハルキウ、リヴィウ、イルピン(キーウ州)の軍病院に総額約140万ドルの医療機材を提供する予定である。

倉井高志駐ウクライナ日本大使がアンドリー・タラン国防相との会談時に発言した。20日、国防省広報室が伝えた

発表には、「日本大使は、日本国民と日本政府は、物資・技術支援供与の形などで、ウクライナ軍をサポートし続けると明言した。供与される支援は、ウクライナの軍事医療施設が必要とする高度医療機材や、コロナウイルス対策やあり得る(新型コロナウイルス感染の)第二の波への適宜かつ良質な準備のための最新の医薬品である。在ウクライナ国連代表部を通じて、2020年内に、ハルキウ市、リヴィウ市、イルピン市の軍病院に総額140万米ドル相当の医療機材の供給と医療従事者のための関連する専門的な準備が予定されている」と書かれている。

発表によれば、タラン国防相は、日本政府からのウクライナ軍への医療機材供給の支援は400万ドルに達し得ると指摘し、「これは、ウクライナの軍人の生命と健康を維持するという形での、ウクライナの防衛能力保障への重要な貢献である。国防省は、日本政府からのこのようなステップを極めて高く評価している」と発言した。

倉井日本大使は、ウクライナの戦略的な欧州・欧州大西洋統合路線を完全に支持していると述べるとともに、ウクライナ東部におけるロシア侵略の非難とクリミア併合不承認に関する日本の原則的立場を改めて確認した。

写真:国防省広報室