ロシア勢力撤退後の国境管理回復は半年で可能=国境警備庁長官

ドネツィク・ルハンシク両州一部地域(被占領地域)のウクライナ・ロシア間国境の管理回復は、ロシアが違法武装集団を引き上げてから半年で可能となる。

2日、国境警備庁のセルヒー・デイネホ長官の発言を同庁がフェイスブック・アカウントにて伝えた

デイネホ長官は、「私たちは全てを計算した。私には、その実施(編集注:国境回復)に関する視点がある。状況が肯定的に進み、とある側に意思が存在する場合、3か月から6か月で私たちはそれ(国境管理回復)を実施可能だ。そう信じたい。計算はあり、人々も私とともに進む準備がある」と発言した。同発言は、ロシアが違法武装集団を撤退させてから、ドネツィク・ルハンシク両州一部地域のウクライナ・ロシア間国境の回復にはどれぐらいの時間が必要かとの質問に答えたもの。

また、同長官は、管理が失われている国境は、現在410キロメートルだと述べた。加えて、同長官は、「2014年当時、全てを見てきた元ルハンシク国境警備隊の指揮官であった私にとっては、言うまでもなく、国境に戻るということは原則的なことである」と強調した。