武装集団によるOSCE監視団の移動妨害が継続=報告書

ウクライナ東部被占領地域のロシア武装集団構成員は、欧州安全保障協力機構(OSCE)ウクライナ特別監視団(SMM)による監視のための移動を引き続き妨害している。

1日、OSCE/SMMがスポット報告書にて伝えた

報告書には、3月31日と4月1日に、武装集団構成員がSMMの非政府管理地域への通過を認めなかったと書かれている。

両日、ルハンシク州スタニツャ・ルハンシカ近くの橋の南側の武装集団側通過検問地点にて、武装集団構成員がSMM要員に対して、「幹部からの命令だ」と述べ、非政府管理地域側への通過を認めなかったとのこと。

SMMは、「武装集団検問地点による、SMMの非政府管理地域への通行の試みの際の定期的なアクセス禁止は、ドネツィク州では3月21日に始まり、ルハンシク州では3月23日に始まっている。このようなSMMに対する衝突ラインの移動の自由の制限は、SMMの持つ国全域のマンデートの履行を害するものである」と強調している。