被占領下ウクライナ領に露の第96回自称「人道車列」が再侵入

東部情勢

19日、ロシア連邦は再び、一方的手続きでウクライナ東部被占領地に自称「人道車列」を侵入させた。

国境警備庁が発表した

発表には、「本年12月19日午前5時00分から午前6時00分にかけて、ロシアの通過検問地点『マトヴェエフ・クルガン』と『ドネツク』を通じて、いわゆるロシアの人道車列2本がウクライナ領へ移動した」と書かれている。

今回のロシア発いわゆる「人道車列」は第96回のものであり、17台の車両から構成されていたという。

今回の車列の侵入も、これまでのものと同様、国際法とウクライナ国内法の規範、及び、国際赤十字委員会と事前合意したモダリティに著しく侵害する形で実施されたことが説明されている。

車両には、医療機器、医薬品、児童用食料が積載されているとのことだが、しかし、ウクライナの国境警備隊と税関職員からなるグループは、積載物に関する具体的情報を得られなかったため、目視しか行えず、管理機能を果たせなかったことが発表されている。

車両の積載率は約75%であったとのこと。

写真:国境警備庁