ペトリウシケ兵力等引き離しが完了 明日から爆発物除去開始

ドネツィク州ボフダニウカとペトリウシケの指定の地点における人員と武器・兵器の引き離しが完了した。現在、欧州安保協力機構(OSCE)ウクライナ特別監視団(SMM)が、現地で実施された方策の検証を行っている。

11日、オレクサンドル・シュトゥプン統一部隊作戦本部広報官がウクルインフォルムに伝えた。

シュトゥプン氏は、「人員、武器・兵器の実質的引き離しの3日目が本日正午に終了した。現在、OSCE/SMMによる実施された方策の検証が行われており、明日から、予定通り、爆発物捜索・除去の方策が開始されることになる」と発言した。また、同氏は、引き離しはロシア占領軍側も同時に実施されている者だと補足した。

同氏は、第3引き離し地点からは、ウクライナ軍軍人43名、装甲車3台、銃器48個が撤去されたとし、統一部隊作戦勢力は、1キロ後退し、事前に準備された地点へ移動したと指摘した。今回実施された引き離しのプロセスは、数年前にミンスクで達成された合意、とりわけ、2014年9月5日付ミンスク議定書、2014年9月19日付ミンスク覚書、2015年2月12日付ミンスク両合意履行のための方策パッケージの枠内で実現されているものだと説明された。

これに先立ち、2019年11月9日正午、ボフダニウカとペトリウシケの地区にて、ウクライナ軍人とロシア占領軍が、ロケット信号団による合図の後、兵力・機器の引き離しを開始していた。