統一部隊、敵側によりペトリウシケ引き離し開始ができなかったと発表

統一部隊は、8日正午に予定されていたドネツィク州ペトリウシケの兵力・機器引き離し開始につき、ロシア占領軍側から準備完了の確認が送られて来なかったと発表した。

8日、統一部隊作戦本部広報室が伝えた

発表には、「昨日、ウクライナ側は、外務省を通じて、欧州安保協力機構(OSCE)に、引き離しの準備を伝達した。今日、11月8日、正午、ウクライナ側は、ドネツィク州ボフダニウカとペトリウシケの地区にある第3地点にて兵力・機器引き離しの実質的プロセスを開始する準備があった。日時は、第3引き離し地点の最後の停戦違反が本年10月30日に確認されたことを考慮した上で決められていた。同停戦違反事例は、10月31日のOSCE/SMM日報に反映されている。本日の引き離し準備に関する確認は、敵側からは届かなかった。これにより、敵は、引き離しプロセスを破綻させただけでなく、国際合意にもまたしても違反したことになる」と書かれている。

これに先立ち、同日、ロシア、欧州安保協力機構(OSCE)からなる三者コンタクト・グループ(TCG)のOSCE特別代表であるマーティン・サイディック氏が、兵力・機器の引き離し開始は、11月9日正午(キーウ(キエフ)時間)に延期されたことを発表していた。