ペトリウシケの兵力等引き離し開始、9日に延期=OSCE

ペトリウシケにて本日正午に開始が予定されていた兵力・機器の引き離し開始は、11月9日正午(キーウ(キエフ)時間)に延期された。

8日、ウクライナ、ロシア、欧州安保協力機構(OSCE)からなる三者コンタクト・グループ(TCG)のOSCE特別代表であるマーティン・サイディック氏が発表した。OSCEがプレスリリースを公開した

発表には、「TCGは、ウクライナのドネツィク・ルハンシク両州一部地域の代表者の参加を得た上で、ペトリウシケの引き離し地点からの兵力・機器の再引き離し開始の日時に合意した。兵力・機器の引き離しは、11月9日土曜日正午(キーウ時間)に開始される」と書かれている。

これに先立ち、統一部隊作戦のヴォロディーミル・クラウチェンコ指揮官は、ウクライナ側は、11月8日正午にドネツィク州ボフダニウカとペトリウシケにある第3引き離し地点の兵力・機器引き離しの実質的プロセスの開始を行う準備があると述べていた。

また、ラジオ・スヴォボーダ通信は、武装集団「DPR」が独自メディアを用いて、ペトリウシケの引き離し地点にてウクライナ側が前日に攻撃をしてきたと伝えたと報じていた。武装集団側は、OSCE特別監視団(SMM)に対して、TCGが同意する場合、9日にはペトリウシケでの引き離しプロセスを再開する準備があると伝えたという。