OSCE監視団、11月4日停戦違反を約1000回確認

東部情勢

欧州安保協力機構(OSCE)ウクライナ特別監視団(SMM)は、11月4日、ウクライナ東部で停戦違反を約1000回確認、爆発をドネツィク州で125回、ルハンシク州で30回確認した。

5日付SMM日報に記載されている

日報内の図によれば、4日午後7時30分までにSMMが確認した停戦違反件数は約1000回。

ドネツィク州に関しては、「SMMは、停戦違反の減少を確認した。爆発件数は、前回の約115回から125回に増加した」と書かれている。

とりわけ、停戦違反の多かった地点として、ピシチェヴィク(政府管理地域、ドネツィク市から南84キロ)から南、フヌートヴェ(政府管理地域、ドネツィク市から南90キロ)から東、スヴィトロダルシク(政府管理地域、ドネツィク市から北東57キロ)から南が報告された。

特に、SMM要員が、ヤシヌヴァタ(非政府管理地域、ドネツィク市から北東16キロ)近郊に滞在し、ドネツィク浄水場の稼動をサポートしていた際に、発生方角不明の爆発約6回、小火器・重機関銃発砲音約40回を含む、停戦違反音を約70回を、同浄水場から半径2キロ圏内で確認したと報告している。

ルハンシク州については、「SMMは、停戦違反の増加を確認。爆発件数は、前回の5回から約30回に増加した」と書かれている。

とりわけ、停戦違反の大半は、クリャキウカ(政府管理地域、ルハンシク市から北西38キロ)から南西、スミーレ(非政府管理地域、ルハンシク市から北西31キロ)から西にて確認されたとのこと。

写真:SMM