クレーバ副首相、ウクライナ・NATO間協力の5つの方向性を説明

ドミトロー・クレーバ欧州・欧州大西洋統合担当副首相は、ウクライナは北大西洋条約機構(NATO)と5つの戦略的方向性に集中する計画だと説明した。

10月31日、クレーバ副首相がキーウ(キエフ)でのカデンバフNATO事務総長補との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

クレーバ副首相は、「ウクライナは、今後、NATOとの連携を以下の5つの戦略的方向性に集中する計画だ」と発言した。

副首相は、1つ目は防衛・安全保障分野改革であるとし、ウクライナ海軍、特殊作戦部隊、ロジスティック、サイバー・セキュリティ、軍警察の強化に注意が割かれていると指摘した。

続けて、2つ目は、安全保障・防衛分野の文民コントロールの発展だと指摘。そして、3つ目は、軍民・文民人材の教育、専門的発展だと説明された。

副首相は、4つ目は、ハイブリッド脅威をはじめ、現代の挑戦・脅威に対して、国家が効果的に制止し、対抗するための国のシステムの強靭性の発展となると指摘した。

副首相は、5つ目は人間の安全保障だと述べた。

なお、10月30、31日、ウクライナを、ストルテンベルグNATO事務総長とNATOの29の加盟国の大使の加わる北大西洋理事会(NAC)が訪問していた。