統一部隊作戦本部、ゾロテーでの攻撃についてのOSCE監視団との発表の差異を説明

東部情勢

ゾロテー4付近の兵力等引き離し地点圏内での10月26日の攻撃は、ウクライナ統一部隊は記録したが、欧州安保協力機構(OSCE)ウクライナ特別監視団(SMM)のカメラには記録されていなかった。

29日、統一部隊作戦本部広報室が伝えた

発表には、「統一部隊広報室の発表を巡る誤解を取り除くために説明する。統一部隊配置地点、具体的には引き離し地点への攻撃の確認は、ウクライナ側とOSCE/SMMが行っている。SMM要員による攻撃の確認は、SMMがコンタクト・ラインの複数地点に設置した動画カメラの情報をもとに行われる。2019年10月26日に統一部隊代表者が確認したゾロテー4の引き離し地点での攻撃は、OSCE/SMM要員による確認を得られていない」と書かれている。

また、28日にロシア占領軍が大口径機関銃、携帯式対戦車グレネード・ランチャー、銃架式自動擲弾銃、銃にて行った5回の攻撃については、第2引き離し地点(ゾロテー4)の付近の5キロ圏内の話であり、第2引き離し地点内ではないと指摘されている。

これに先立ち、10月29日正午、東部ルハンシク州ゾロテー4第2地点にて、双方同時の軍の引き離しプロセスが開始されたと発表されていた。

また、同開始に際して、統一部隊のクラウチェンコ指揮官は、ドネツィク州クラマトルシクにて、ゾロテーの引き離し地点にて最後の攻撃をSMMが確認したのは、10月18日だと発表した。その際、同指揮官は、統一部隊本部が前日に発表した攻撃事案は引き離し地点圏の外のものだと強調していた。