今回のウクライナ東部停戦はこれまでで最も効果的 民間人死者なし=OSCE特別代表

21日、ウクライナ・ロシア・欧州安全保障協力機構(OSCE)からなる三者コンタクト・グループ(TCG)会合の後、マーティン・サイディックTCG・OSCE特別代表は、7月21日に開始されたウクライナ東部の停戦はこれまでで最も効果的なものとなっていると発言した。

サイディック特別代表がミンスクでのTCG会合後記者会見時に発言した。ベラルーシの国営ベルタ通信が報じた

サイディックOSCE特別代表は、「TCGが合意し、7月21日に発効した停戦は、引き続き結果をもたらしている。これまでの停戦と比べて、今回のものは最も効果的である。開始から30日が経過した本日、停戦違反の平均数は、それまでと比べて著しく低い」と発言した。

サイディック特別代表は、OSCE特別監視団(SMM)の情報によれば、停戦開始から、砲撃による民間人の死者は一人も記録されておらず、負傷者も1名のみであると述べ、「これは、私達が達した停戦合意の重要性を明確に証明している。私は、今一度、関係者に対して、特に学業年度が始まることを考慮し、引き続き義務を完全に遵守するよう呼びかける」と発言した。