OSCE監視団、8月7日、ドネツィク州で70回、ルハンシク州で26回の爆発を確認

欧州安全保障協力機構(OSCE)ウクライナ特別監視団(SMM)は、8月7日のウクライナ東部での爆発件数をドネツィク州で70回、ルハンシク州で26回確認したと報告した。

8日発表のSMM日報(7日午後7時30分時点までの確認分)に記載されている。

日報には、ドネツィク州での停戦違反件数は前回報告期間よりも減少したが、爆発は前回より多かった(前回60回→今回70回)と書かれている。

同州で確認された停戦違反の半数以上が、アウジーウカ(政府管理地域、ドネツィク市から北17キロ)から北北東にて確認されたとのこと。同時に、SMMは、これらの違反の全てが、安全圏内での射撃訓練時の発砲によるものであるとし、これらもまた2016年3月3日に三者コンタクト・グループ(編集注:ウクライナ・ロシア・OSCEから構成)の決定「安全圏内の銃撃訓練の禁止」への違反であると指摘した。

SMMは、ルハンシク州に関しては、停戦違反件数全体は前回より増加、爆発件数は前回0回であったのに対して、今回は26回確認されたと伝えた。

停戦違反の3分の2は、オボズネ(非政府管理地域、ルハンシク市から北18キロ)から北北東地域で確認されたとのこと。

なお、SMM日報には、停戦違反件数の総数は書かれていない。