ロシア武装集団のミサイル、統一部隊の車両に着弾 軍人1名死亡 ゼレンシキー大統領コメント

統一部隊作戦圏にて、占領者の放ったミサイルが輸送車両KrAZに着弾。ウクライナ軍人1名が死亡した。

10日、統一部隊作戦広報室が伝えた

発表には、「本日、午後3時ごろ、フラニトネの南方近郊にて、敵の対戦車ミサイルが統一部隊の一部隊の輸送車両KrAZに着弾。この着弾の結果、軍人1名が死亡した。もう1名が、中度の傷を負った」と書かれている。

なお、同車両は、パウロ・キリレンコ・ドネツィク州行政府長官の乗った車両の付近に位置していたことがわかっている。ドネツィク州行政府長官は、無傷。フラニトネは、通過検問地点「フヌトヴェ」近くに位置する。

同日、ゼレンシキー大統領は、本件はミンスク・プロセスの破綻とノルマンディ・フォーマットでの協議再開を危機に陥れる試みだと指摘した。

大統領府サイトが伝えた

ゼレンシキー大統領は、「今回の厚かましい攻撃は、実際には誰がドンバスの平和を欲していないのかをはっきりと示すことになった。フラニトネにおける砲撃は、ミンスク・プロセス破綻と、ノルマンディ・フォーマット協議再開の合意を危機に貶める試みとみなす。しかし、挑発者の期待が実現することはない。私たちの外交的決定に対する献身は、不変である」と強調した。

大統領は、ルスラン・ホムチャーク参謀総長兼国軍総司令官に対して、ウクライナ軍部隊の活発度を最大限高め、相手側工作部隊を摘発・無力化し、ウクライナ民間人・軍人に対しての如何なる武力挑発の試みに対しても、迅速に断固として対応するよう命じた。

ゼレンシキー大統領はまた、今回亡くなった軍人の親族に哀悼を伝え、負傷した軍人には早期の回復を祈願した。