露占領軍、OSCEの短距離無人機を銃撃

ウクライナ東部ドンバス地方のロシア軍とその傭兵は、欧州安全保障協力機構(OSCE)特別監視団(SMM)の保有する無人機を再び銃撃した。

12日、ウクライナ側共同管理調整センター(JCCC)が、フェイスブック上で、SMMの日報を参照して発表した。

発表には、1月11日付OSCE・SMM日報によれば、SMM要員がルハンシク州ポパースナ市の東側にて、無人機を使い、車道T-0504における雪かき作業を監視していたところ、彼らの滞在していた場所から約1.5~2キロ離れた場所から6発の銃声を聞いたと書かれている。SMM要員によれば、これらの銃撃は無人機に対して行われたものであり、その後この無人機は高度を失い、SMMはこの無人機のコントロールを失ったまま、復帰させることができなかったことが記されている。

これにつき、ウクライナ側JCCCは、ロシア軍所属傭兵のこのような挑発行為は、彼らのウクライナ統一部隊に対する攻撃を隠ぺいするために行われていると指摘する。

JCCCは、「ウクライナ側JCCCは、OSCE・SMMの合法的パトロール活動に対するロシア占領軍の行為を看過し得ない無責任なもの、ミンスク諸合意への著しい違反行為とみなしている。占領者は、類似の武力攻撃により、OSCE・SMM要員を脅し、ルハンシク方面での活動を止めさせようとしている」と発表した。