ロシア占領軍、OSCE特別監視団の移動を複数地点で制限:統一部隊作戦

ロシア占領軍とその傭兵は、ウクライナ東部ドンバス地方において、欧州安全保障協力機構(OSCE)ウクライナ特別監視団(SMM)のパトロールを3地点で妨害している。

28日、統一部隊作戦本部広報室が、SMMの報告書をもとに発表した。

発表には、「12月27日付OSCE・SMM日報には、SMMの移動の自由の制限、アクセスの禁止、課題実行の種々妨害が記録されている。例えば、12月25日、ロシア連邦武装集団武装戦闘員は、ルハンシク市西方(60km)ユージュナ・ロムヴァトカ(Yuzhna-Lomuvatka)町付近の検問地点で、パトロールを行うSMM要員の通行を再び拒否した」と書かれている。

また、SMMは、ドネツィク州の非政府コントロール地域の火砲撤収先へのアクセスも拒否されたとある。また、イズヴァリネ(Izvaryne)付近の国境検問地点では、ロシア占領軍の傭兵が、SMMに対して現場を立ち去るように命令したと書かれている。

更に、12月26日には、ドネツィク市南方(51km)のスタロラスパ(Starolaspa)付近の検問地点では、2名の武装戦闘員がSMMの民間居住区へのアクセスを許可せず、「SMMの安全に危険をもたらす」可能性があると説明したという。