ウクライナ東部国境付近で、数百のロシアの戦車が衛星写真で確認

ロシア連邦がウクライナとの国境付近に展開させている、数百の戦車をはじめとする兵力の集結が、衛星写真で確認された。

8日、インターネット・マガジンDefence Blogが記事を出した。

記事には、「11月に取得されたGoogle Earthによる衛星写真は、(編集注:ロシア南西部ロストフ州)カメンスク=シャフチンスキー近郊の新しい軍事基地に、数百のロシアの主力戦車が集結していることを写している」と書かれている。

また、同記事によれば、この軍事基地はウクライナ東部被占領地域との国境から18キロメートルしか離れていないこと、また同基地には数百両のT-64とT-62Mの他、軍用トラック、ミサイル・システム等約1000台が確認できるとのこと。

なお、これまでの報道にあるように、ヴィクトル・ムジェンコ参謀総長が12月4日付ロイター通信へのインタビューで、ウクライナとの国境から18キロメートル地点にロシアの戦車「T62-M」の展開が確認できること、また9月中旬から10月1日にかけて戦車の数が2倍以上(93両から250両)に増えており、これにより2014年以降最大規模の軍事的脅威が生じていると説明していた。

写真:defence-blog.com