米空軍、ウクライナ上空を偵察飛行

アメリカ空軍は、欧州諸国と連携して、最近のロシアからウクライナに対する緊張増加に関連し、オープンスカイ(領空解放)条約にのっとった臨時の偵察飛行を実施した。

6日、アメリカ国防省が公表した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

発表では、「本日、アメリカと同盟国は、オープンスカイ条約にのっとった臨時飛行を実施した。今回の飛行時間は、ウクライナとその他パートナー国との関係におけるアメリカの義務を確認する目的で選ばれた」と指摘された。

また、発表では、ロシアの黒海のケルチ海峡近くにおけるウクライナ海軍艦船への攻撃は危険な激化であるとして同国を非難している。

同時に、アメリカはロシアとのより良い関係を求めているが、「しかしながら、ロシアが違法行為を行い、ウクライナ等の情勢を不安定化させる限り、改善はない」と強調した。

なお、オープンスカイ条約とは、1992年にヘルシンキで署名された多国間国際条約。加盟国が相互に他国の領空の飛行を認める、領空解放体制を定めている。

写真:Senior Airman Zachary Perras, U.S. Air Force/Released