被占領・IDP省、クリミア配備の露地対空ミサイルの射程範囲を地図で指摘

ロシアは、地対空ミサイルシステムC-400「トリウームフ」を被占領下クリミアのセヴァストーポリ市、フェオドシヤ市、イェウパトリヤ市に展開した。

27日、一時的被占領地域・国内避難民(IDP)問題省が報告した。

発表には、「ロシア連邦は、自らの軍事地点を拡大することにより、引き続き、一時的被占領下クリミア半島の軍事化を継続している。2018年9月末の時点で、ロシアは、地対空ミサイルシステムC-400『トリウームフ』をセヴァストーポリ市、フェオドシヤ市、イェウパトリヤ市に展開している」とある。

被占領・IDP省が指摘するところでは、ミサイルシステムC-400は、異なる型のミサイル、とりわけ飛距離250キロメートルの48H6と400キロメートルの40H6を装備できる。これらは上空60キロ地点までの対象を攻撃可能とのこと。

同省専門家は、被占領下クリミア自治共和国に配備されたこれらミサイルシステムの射程範囲を示す地図を公開した。同省は、C-400の射程距離には、黒海とアゾフ海の海上を飛行する民間、軍事の航空機が全て入り、また、黒海沿岸のルーマニア、モルドバ、トルコの領土も範囲内となっていることを強調した。